クッキーでつくった食べられるカップで環境保全に貢献
テンセンス株式会社
クッキーでつくった食べられるカップ「エコプレッソ」で
人にも環境にも優しい取組みを紹介します。
テンセンス株式会社
クッキーでつくった食べられるカップ「エコプレッソ」で
人にも環境にも優しい取組みを紹介します。
エスプレッソを広めたくて専門店のR・Jカフェをオープンしましたが、当初は売れ行きが伸びませんでした。どうせなら、お客様に美味しく・楽しくエスプレッソを飲んでほしいと思い、食べられるカップの開発にいたりました。
このカップは、食べたら無くなり(ごみがでない)、洗う必要もない(水も洗剤を使わない)非常にエコなエスプレッソカップというところから「エコプレッソ」と名付けました。
また、アメリカでかわいいカップと紹介したところ、地球環境の保全に貢献していると評価を受けたことから、よりSDGsやエコに対する意識が強くなりました。それからは、日本でも多くの方の意識や行動の変化につながってほしいと思い、積極的に「エコプレッソ」の情報発信を行っています。
「エコプレッソ」はクッキー生地を使用していて、アレルギーがある方でも食べられるようグルテンフリーの素材で製品開発するなど、多くの方に楽しんでもらえるよう工夫しています。
また、大阪府立泉北高校と協力し、フードロス野菜入りの「エコプレッソ」の開発や、天満警察署と連携し、特殊詐欺や女性を狙う犯罪防止を呼びかけるオリジナルの防犯啓発カフェメニューの製作など、地域社会とのつながりが生まれています。
さらに、「エコプレッソ」の売上の一部を活用した「エコプレッソ基金」を立ち上げ、海洋プラスチックごみ問題に取り組む団体への寄附や、企業やアーティストとコラボして、「お洒落に 楽しくサステナブル」のイメージで、エコプレッソをより多くの方に知っていただけるよう取り組んでいます。
テイクアウトの際に生じる使い捨てプラスチック容器などのごみの発生抑制につながるとともに、店舗で洗浄するカップの量が減り、使用する水道水や洗剤量を削減するため、下水処理にかかる環境負荷の軽減にも役立っています。この「エコプレッソ」を、全国のカフェやキッチンカー等でご利用いただくことで、さらに大きな効果を発揮できると考えています。
また、環境大臣賞、おおさか環境賞、ソーシャルプロダクツ賞、グッドデザイン賞、グリーンプレミアムSDGs賞などを受賞し、大きな反響があり、企業や自治体、学校で年間20回程度の講演の機会をいただきました。
エコプレッソ取扱店
ごみの発生抑制等の効果として、使い捨てのプラスチックカップを1つ削減することで、ごみが14.4g削減でき、76gのCO2の削減につながると言われています。
(参考:環境省「3R原単位の算出方法について」)
2024年2月に、「エコプレッソ」を提供するR・Jカフェはリニューアルオープンしました。テーマは「カッコいいSDGsなカフェ」。ぜひ一度「エコプレッソ」を体験してください。多くの人の意識や行動の変化につながればいいなと思っています。